リバイタラッシュを買おうと思ったときに、「リバイタラッシュアドバンス」と「リバイタラッシュアドバンスジャパン」があることを知り、違いがわからずにどちらを選べばいいのか悩む人がいると思います。
どちらも同じメーカーの同じような商品ですが、配合成分や効果のほか、価格などにも違いがあります。
どうして同じような名前で成分や仕様が違うのでしょうか?
そして、具体的にどのような違いがあり、どちらを買えばお得なのでしょうか?
このページでは、それぞれの仕様を比べて、どこがどう違うのかをみていきます。
違いを知ることで、迷わずどちらかを選べるようになります。
Contents
「リバイタラッシュアドバンス」と「リバイタラッシュアドバンスジャパン」の概要
日本で販売されているリバイタラッシュには、
- リバイタラッシュ アドバンス
- リバイタラッシュ アドバンス ジャパン
の2種類があります。
リバイタラッシュアドバンスジャパンは、リバイタラッシュアドバンスを元に作られたまつげ美容液です。
まずは、「リバイタラッシュアドバンス」から「リバイタラッシュアドバンスジャパン 」が誕生した流れをみていきましょう。
実はどちらもアメリカ製
インターネットでは、「リバイタラッシュアドバンス」はアメリカ製で、「リバイタラッシュアドバンスジャパン」は日本製と見かけることがあります。
実は、それは間違いで、どちらもアメリカのメーカーである「ATHENA COSMETICS, INC.(アシーナコスメティックス)」が製造販売しているアメリカ製のまつげ美容液なんです。
つまり、どちらもアメリカで作られて、アメリカから日本へ輸入されているということになります。
リバイタラッシュアドバンスジャパンは、日本製ではなく日本向けということです。
まずはここをおさえておきましょう☆
リバイタラッシュアドバンスジャパンが誕生した経緯
日本向けのリバイタラッシュが作られたのには理由があります。
リバイタラッシュの国際セールス担当が、リバイタラッシュの販売展開を日本でしようとしたときに、配合成分が日本の薬機法で認可されていなかったため、日本の企業を通して日本国内で販売することができませんでした。
そこで、日本の法律に合うように成分を変更して2015年1月8日から販売開始されたのが、リバイタラッシュアドバンスジャパンなのです。
なので、元祖リバイタラッシュの成分に問題があったり、日本人の肌に合わないからという理由で作られたのではありません。
単純に法律の問題です。
日本での販売ルート
リバイタラッシュの日本での販売ルートは、
- リバイタラッシュアドバンスはアメリカの正規代理店「ビューティーアンドヘルスリサーチ社」
- リバイタラッシュアドバンスジャパンは日本の輸入総代理店である「エム・アール・アイ」
がそれぞれ販売展開をしています。
「リバイタラッシュアドバンス」と「リバイタラッシュアドバンスジャパン」を比較
それでは、この2つの製品は一体なにが違うのでしょう?
「リバイタラッシュアドバンス」と「リバイタラッシュアドバンスジャパン」をわかりやすく表で比較してみると…
リバイタラッシュ アドバンス |
リバイタラッシュ アドバンス ジャパン |
|
価格 (税込) |
13,200円 | 10,780円 |
送料 | 無料 | 無料 |
内容量 | 3.5ml | 2ml |
使用期間 | 約6ヶ月 | 約3ヶ月 |
1ヶ月 あたり |
2,200円 | 約3,593円 |
1ml あたり |
約3,771円 | 5,390円 |
使用頻度 | 1日1回就寝前 | |
タイプ | 筆 | |
原産国 | アメリカ合衆国 | |
製造元 | ATHENA COSMETICS, INC. (アシーナコスメティックス) |
|
公式サイト | ビューティー&ヘルスリサーチ | エム・アール・アイ |
結構違いがありますね。
これをもとに、細かく比べてみました。
*ここからは、リバイタラッシュアドバンスを「オリジナル版リバイタラッシュ」、リバイタラッシュアドバンスジャパンを「日本向けリバイタラッシュ」と言うことにします。
コストを比較
まずは価格で比べてみます。
1本の価格でみると…
- オリジナル版リバイタラッシュが13,200円
- 日本向けリバイタラッシュが10,780円
日本向けリバイタラッシュの方が2,420円安い。
だけど、1ヶ月のランニングコストでみると…
- オリジナル版リバイタラッシュが2,200円
- 日本向けリバイタラッシュが3,593円
オリジナル版リバイタラッシュの方が月に1,393円安い。
数字が逆転することがわかりますね。
これは、オリジナル版リバイタラッシュの内容量が3.5mlで使える期間が約6ヶ月なのに対し、日本向けリバイタラッシュは内容量が2mlと少なく、使用期間も半分の約3ヶ月と短いところにカラクリがあります。
そのうえ、日本向けリバイタラッシュは1mlあたりの価格も5,390円と、オリジナル版リバイタラッシュの3,771円と比べるととても割高になっていることがわかります。
このことから、コスト面では断然! オリジナル版リバイタラッシュのほうがお得です。
成分と効果を比較
次に、配合されている成分で比べてみます。
内容成分の構成は、大きくわけると…
●リバイタラッシュの成分構成
- まつげの長さを伸ばして太くする「育毛成分」
- 毛を元気に美しく育てる「美容成分」
- 品質を保つ「防腐剤」
の3つにわかれます。
リバイタラッシュ アドバンス |
リバイタラッシュ アドバンス ジャパン |
水、グリセリン、ビオチン、セルロースガム、フェノキシエタノール、クロルフェネシン、リン酸2Na、リン酸、デクロロ・ジヒドロキシ・ジフオロ・エチルクロプロスタノールアミド、ブチレングリコール、トウキンセンカ花エキス、オタネニンジン根エキス、ソーパルメット果実エキス、ユチャ葉エキス、コムギタンパク、ペンチレングリコール、センブリエキス、ビオチノイルトリペプチド-1、オクタペプチド-2 | 水、グリセリン、ビオチン、セルロースガム、フェノキシエタノール、メチルパラベン、リン酸2Na、エチルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、プロピルパラベン、エチルタフルプロスタミド、BG、コムギタンパク、トウキンセンカ花エキス、オタネニンジン根エキス、ソウパルメット果実エキス、チャ葉エキス、センブリエキス、ビオチノイルトリペプチド-1、オクタペプチド-2、リン酸 |
*BG=ブチレングリコール
どちらかにしか含まれていない成分にアンダーラインを引いてみました。
太字になっているのが育毛成分です☆
日本向けリバイタラッシュでは、「育毛成分」と「防腐剤の成分」が変更されています。
「美容成分」の内容には変わりがありません。
変更された育毛成分
オリジナル版リバイタラッシュ | 日本向けリバイタラッシュ |
・デクロロジヒドロキシジフオロエチルクロプロスタノールアミド | ・エチルタフルプロスタミド |
リバイタラッシュを語るのに外せないのが「育毛成分」ですが、日本向けのリバイタラッシュでは、その育毛成分が変更されました。
変更された「エチルタフルプロスタミド」という成分の詳しいデータがないため、はっきりとはわかりませんが、おそらく基本的にはオリジナル版と同じ系統の成分になると思います。
個人的な意見ですが、変更された成分では、効果の強さが変わっているのではないかと予想しています。
その根拠として、成分名は違うけどリバイタラッシュと同じ系統の育毛成分を配合しているまつげ美容液「ラピッドラッシュ」の効果を知るために、リバイタラッシュと同じ期間使用してみましたが、オリジナル版リバイタラッシュよりも効果が劣ったからです。
そうはいっても、同じ系統の成分であるのなら、日本向けリバイタラッシュも、オリジナル版リバイタラッシュと同じくらい効果があるか、もしくは効果がオリジナル版リバイタラッシュより劣ったとしても、一般的なまつげ美容液よりは効果があるものだと思います。
いずれにしても、私がオリジナル版リバイタラッシュを使用したことはあっても、日本向けリバイタラッシュをまだ使用したことがないので、予測の域をでません。
実際に使ってみないと本当のところはわからないので、ほかのまつげ美容液の検証が終わったら使ってみたいと思います。
変更された防腐剤
オリジナル版リバイタラッシュ | 日本向けリバイタラッシュ |
・クロルフェネシン ・ペンチレングリコール |
・メチルパラベン ・エチルパラベン ・ブチルパラベン ・イソブチルパラベン ・プロピルパラベン |
オリジナル版リバイタラッシュに配合されている防腐剤で、日本の薬機法に適合しなかった成分が一部変更になっています。(*ペンチレングリコールは日本でも使用可能)
よく、あちこちのサイトで「日本向けリバイタラッシュには防腐剤が多い」とみかけます。
確かに、一見パラベンが5種類ズラーっと並んでいるので、防腐剤が多いというイメージをいだいてしまう人がいるのも無理もない話だと思います。
しかし実はその逆で、パラベンは単体で使うよりもたくさんの種類を混ぜたほうが抗菌作用が増して、しかも少ない配合量ですむのです。
この事実を知らないと、まったく反対のイメージをもってしまいそうですよね。
中には「本当に?!」と驚いた方もいるのではないでしょうか。
多くの人が思っているとおり、実際に防腐剤はお肌によいものではありません。
それでも、品質を保つためには絶対に必要な成分になります。
商品として販売するものを防腐剤フリーにするのは現実的ではなく、防腐剤はどの化粧品にも必須な成分なのです。
そして、オリジナル版リバイタラッシュの防腐剤と日本向けリバイタラッシュの防腐剤は、それぞれに、体質によって合わない人がまれにいて、どちらがよい・悪いというものではないでしょう。
使い方を比較
オリジナル版リバイタラッシュと日本向けリバイタラッシュの使用方法は、まったく同じになります。
どちらも細筆に含ませた美容液を、まつげの根元へアイラインを引くように塗るタイプです。
夜寝る前、清潔なお肌に1日1回塗布します。
まとめ:オススメはオリジナル版リバイタラッシュ
「リバイタラッシュアドバンス」と「リバイタラッシュアドバンスジャパン」の違いについて細かく比べました。
大きな違いとしては、配合成分と価格の2つがありました。
リバイタラッシュアドバンスジャパンは、日本の法律に合わなかったオリジナル版リバイタラッシュの成分を一部変更して日本で発売できるように作られました。
そのため、この2つのまつげ美容液の製造販売元は同じアメリカのメーカーで、ともにアメリカから輸入されています。
もう一度表で整理しておきます。
リバイタラッシュ アドバンス |
リバイタラッシュ アドバンス ジャパン |
|
価格 (税込) |
13,200円 | 10,780円 |
送料 | 無料 | 無料 |
内容量 | 3.5ml | 2ml |
使用期間 | 約6ヶ月 | 約3ヶ月 |
1ヶ月 あたり |
2,200円 | 約3,593円 |
1ml あたり |
約3,771円 | 5,390円 |
変更になった 育毛成分 |
デクロロ・ジヒド ロキシ・ジフルオ ロ・エチルクロプ ロスタノールアミド |
エチルタフルプロスタミド |
変更になった 防腐剤成分 |
クロルフェネシン ペンチレングリコール |
メチルパラベン エチルパラベン ブチルパラベン イソブチルパラベン プロピルパラベン |
使用頻度 | 1日1回就寝前 | |
タイプ | 筆 | |
原産国 | アメリカ合衆国 | |
製造元 | ATHENA COSMETICS, INC. (アシーナコスメティックス) |
|
公式サイト | ⇒ビューティー&ヘルスリサーチ | ⇒エム・アール・アイ |
1本の価格で見ると、日本向けのリバイタラッシュジャパンの方が安いけど、1ヶ月のランニングコストではオリジナル版リバイタラッシュの方が圧倒的にお得ということがわかりました。
まつげ美容液は最低でも、まつげの毛周期サイクルの4ヶ月は使わないと最高の効果を得ることができません。
日本向けリバイタラッシュは、使用できる期間が3ヶ月なので、3ヶ月後にはもう1本買い足さないといけなくなります。
ということで、効果がほとんど変わらないのであれば、断然お得に使い続けることができる「リバイタラッシュアドバンス」がオススメです。
この記事を書いた人
まつげの専門家:もりねえ
11年の経験をもつ現役のアイリスト。
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