「まつげが抜けて大ショック!!」
「まつげが抜けてしまったけど、また生えてくるのか心配。。」
「まつげは抜けたらどのくらいで生えてくる!?」
たいへんたいへん!
森ねぇ! まつげが抜けちゃったんですけどー!(涙)
どうしようどうしよう!!
はいはい、落ち着いてー。
びえーん、もう生えてこなかったらどうしよう!
どーどー。
大丈夫よ、また生えてくるから。
え!? 本当の本当に?
疑ぐり深いわね。。
まつげには、生え変わりのサイクルがあるの。
どんな仕組みなのか説明するわね☆
こんにちは!
まつげのことならお任せあれ、アイリストの森ねぇです。
まつげが抜けると、目の印象がうすく目力がなくなり悲しくなってしまいますよね。
このページをおとずれたあなたは、きっと抜けてしまったまつげがまた生えてきてくれるのか疑問に思ったり、もう生えてこないのではと不安になったりしているのではないでしょうか。
結論を言ってしまえば、基本的にまつげは抜けても生えてきます。
それでは、その生え替わりはどんな仕組みになっているのでしょう。
また、どのくらいで生えてくるのかも気になりませんか?
ここでは、まつげの生え替わりのメカニズムを解説したいと思います。
Contents
まつげは抜けても、また生えてくる
まつげは抜けてもまた生えてきますが、そこには生え替わりの仕組みがあります。
それは一体どんな仕組みなのでしょうか。
詳しくみていきます。
まつげには生え替わりのサイクルがある
まつげのサイクルは、3つの時期に分かれた毛周期というサイクルがあります。
この毛周期があることで、まつげは自然に抜けたり生えたりを繰り返しているんです。
わたしはまつげの美容施術を仕事にしていますが、初めて施術を受けられるお客様へは事前にカウンセリングを行います。
そのときに毛周期についてお伝えすると、たまに「そうなの!?」とビックリされることがあります。
はい、そうなんです。
まつげも髪の毛と同じように生え替わっていることを知らない人が意外と多いんです!
それでは、まつげの毛周期って、どういう働きをしているのでしょうか?
まずは、毛周期の分類についてみていきましょう。
毛周期は大きく3つ、細かく5つに分けられる
3つの大分類 | 5つの細分類 | |
毛周期 | 成長期 | 成長初期 |
成長期 | ||
退行期 | 退行期 | |
休止期 | 休止期1 | |
休止期2 |
毛周期は、大きく分けると、「成長期・退行期・休止期」の3つの期間に分かれています。
「成長期」と「休止期」は、それぞれを状態の違いでさらに「成長初期と成長期」、「休止期1と休止期2」の2つに分割して、全部で5つの期間に分けることができます。
5つの期間に分類してみたわ。
ふむふむ。
一言で「毛周期」といっても、期間が細かく分かれているのか〜。
次に、この5つの期間がどんなものなのかを詳しくみていきましょう!
●まつげの毛周期の5つの働き
まつげの毛周期サイクルである「成長初期」・「成長期」・「退行期」・「休止期1」・「休止期2」の、それぞれの期間に起こっていることを解説します。
1.成長初期
毛の成長が始まる。
2.成長期
毛がどんどん伸びて、成長が止まるまで。
3.退行期
毛根の退化が始まり、終わるまで。
4.休止期1
毛が抜ける準備が始まる。
5.休止期2
毛が抜ける準備が終わり、次の毛の成長が始まるまで。(この間に自然に脱毛する)
この1〜5の期間をグルグルと繰り返すことが、「毛周期」と呼ばれる仕組みになります。
なるほど、抜けたまつげもまたちゃんと生えてくるんだ!
ふふ、まつげの毛周期について理解できたようね!
よかった〜。
だけど、抜けてしまったまつげは、どのくらいでまた生えてくるの?
やっぱりそこ気になるわよね。
それを今から説明していくわ。
まつげの生え替わりの日数
ズバリ、まつげの毛周期は1サイクル約120日です。
期間ごとに、成長期が約40日、退行期が数日、休止期が約80日が平均的な目安になります。
成長期 | 退行期 | 休止期 | |
日数 | 約40日 | 数日 | 約80日 |
(*2007年日本香粧品学会誌で資生堂が発表した研究データから参照)
つまり、まつげは約4ヶ月のうちに、生え始め → 毛が伸びる → 成長が止まる → 毛が抜ける → 毛が生えてない状態までを一周します。
すべての毛穴でまつげが「ヨーイドン!」と一斉に生え始めるのではなく、それぞれの毛ごとに独立した毛周期をもっているんです。
そのため、「この毛は成長期」だけど「その隣の毛は休止期」、そして「その隣の毛は退行期」といったように、毛穴ごとに状態がバラバラです。
そうすることで、常にまつげが生えている状態を保っているんですね。
●自然に抜けるとムリに抜けるの違い
抜けてしまった毛は、「抜ける準備が終わっていて自然に抜けた」のか「ムリに抜いてしまった」のかで、次に生えてくるまでの日数も変わってきます。
とにかく、新しい毛が生える準備が整ったらまた生えてくるので、「なかなか元に戻らないな。。」と感じても、気長にまってみてくださいね。
まつげが再び生えるには、「毛乳頭」と、毛を作りだす「毛母細胞」が残っていることが重要!
これを聞いてあなたは、「抜けたまつげと一緒に毛乳頭と毛母細胞が抜けてしまっていたらどうしよう!?」と思ったかもしれません。
しかし、ほとんどの場合、ムリに抜いたとしても、毛乳頭と毛母細胞が一緒に抜けてしまうことはないのです。
女性なら、一度はピンセットで眉毛やムダ毛を抜いたことがあるのではないでしょうか。
望んでもないのに、抜けども抜けども彼らはニョキニョキッとゾンビのごとく生えてきてしまいます。。
それと同じことが、すべての体毛に起こるのです。
とは言っても、ムリに抜き続けると毛根にダメージを与えてしまい、まつげが生えなくなってしまうこともあるので、わざと抜くのはやめたほうがよいですね。
ここまでで、まつげの生える仕組みと期間について解説は終わりよ。
新しい毛が生えてくるまで、しばらく待ってみてほしいの。
んー、生えてくるまで待ちどおしいなー。。
というか、一体なんで私のまつげは抜けてしまったんだろう?
まつげが抜ける原因にはいろいろあるのよ。
じゃあ次は、どんなときに抜けてしまうのか知って、原因をつきとめましょう!
まとめ
まつげには毛周期という生え変わりのサイクルがあるので、抜けてもまた新しい毛が生えてくることがわかりました。