まつげ美容液の育毛効果を発揮するためには、まつげの生えている根元に塗らなければ全く効果がありません。まつげの根元に塗ることで皮膚に浸透し、まつげを作る細胞が活性化されて、効果を出すことができます。そのため、根元に塗らずまつげだけに塗っていたら、いつまで経っても効果は出ないのです。
しかし、まつげの根元はとても目に近い場所です。
しっかり美容液の育毛効果を出したいがために、ついつい量を多く塗ってしまい目に入ってしまったり、手元が狂って眼球についてしまったりすることがあると思います。
まつげ美容液を使ってみたいけど、「もし誤って目に入ったとき、しみたら嫌だな。」とか、「目に入っても目に悪かったりしないのか?」などの疑問を持っている人もいるでしょう。
また、実際に目に入ったまつげ美容液が目にしみて痛かったり、晴れたりして不安になっている人もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、まつげ美容液は目に入っても大丈夫なようにできています。(目に入らないにこしたことはないですよ!)
しかし、注意したいことや知っておきたいこともあります。ここでは、どのようなことに注意して、もし目に入ってしまった場合には、どういうふうな対処をすればいいのかを見ています。
まつげ美容液の安全性
まつげ美容液は目元に使うものなので、もしものことを想定して、多少目に入っても大丈夫なように安全性を考えられて作られています。中には、目薬に配合される成分を使っている製品まであります。
メーカーはどのように安全性を考慮して製造しているのでしょうか。
まつげ美容液の販売には「化粧品製造販売許可」が必要
まつげ美容液を製造・販売するには、厚生労働大臣によって認可される、化粧品製造販売許可が必要です。これによりメーカーは、製品の品質保証や安全管理など、全ての責任を負うことになります。
そして、化粧品は、薬機法という法律で、「配合成分の量」や「配合を禁止されている成分」などの基準が定められています。そして、その基準に適合した成分でないと化粧品として販売できません。
つまり、メーカーが製品としてまつげ美容液を作るときには、化粧品基準にそって作られ、安全性が保証されているということになります。
もしも製造販売したあとに、化粧品基準に違反したり健康を害する危険な成分が含まれたりしていることが発覚すると、商品を全て回収しなくてはならなくなったり、法律違反になったりとメーカーにとっても大変な事態になります。
2013年に、某大手メーカーの美白化粧品の白斑被害のトラブルがありました。当時、ニュースを賑わしていたのを覚えている人もいるのではないでしょうか。
仮に、もしまつげ美容液に目に入ると危険な成分が含まれていたとしたらどうでしょう? これだけ情報が伝わるのが速い現代においては、先ほどの美白化粧品のように、すぐに問題が広がりテレビやニュースでおおやけになっていることでしょう。
現在、発売されている商品は、一般的には今のところ問題はないと思っていてもよいでしょう。
ここで1つ誤解して欲しくないのが、目に入っても大丈夫なように作られているとはいっても、目に入ることに注意しなくていいというわけではないことです。多くの製品の注意書きにあるように、目に入らないように注意して使用するのが正しい使い方です。
安全対策には自己管理も大切
まつげ美容液は、安全性に考慮して作られているとはいっても、全ての人に合う製品はないことを頭に入れておいてください。人の体質はそれぞれで、合わない成分にアレルギーがでる可能性は、どんな製品にもあるのです。
使い始めはしっかり様子を見て、自分に合うものかどうか観察しましょう。
まつげ美容液を使っている人の中には、液だれしてしまうほど塗ってしまう人がいます。「早く効果が出て欲しい!」と思う気持ちはわかるけど、それでは目に入ってしまう可能性が高くなります。量をたくさん塗っても効果は変わりません。逆に、美容液が早くなくなってしまってもったいないです。
適量を塗るように、使用量はきちんと守りましょう。
偽造品の可能性
どの商品にも言えることですが、公式サイトで購入するのも基本です。特に、人気のあるよい製品ほど偽造品が出回ります。
効果のある商品は、どうしてもお値段がやや高めです。少しでも安く手に入れたいと思うのが人の心理だと思います。偽造品を作る人たちは、そういう人の心理につけこむのが得意です。
安さを求めて偽物を買ってしまった場合、成分に何が使われているのかわからないし、有効成分も入っていないので本物と同じ効果はありません。それどころか、目にトラブルを起こしてしまうことがあり大変危険です。
目の安全を守るためにも騙されたりしないよう、必ず公式サイトで購入するようにしましょう。
まつげ美容液はしみるものがある
まつげ美容液にはたくさんの製品があります。その中でも、低刺激で目に入ってもしみない優しいものから、目に入るとしみるものまであります。
成分が体質に合わなかったり粗悪な製品だったりした場合、充血や違和感、ものもらいができるなどすることがあるので注意しましょう。
美容液は適量を使う
まつげ美容液は、しっかり塗れていれば、たっぷりつけなくても効果があります。逆に、効果を早く出したいからといってふんだんに塗り過ぎると、目に入ってしまう可能性も高くなるのです。
美容液の種類によっては、つけ過ぎることでまつげに液が白く固まって残ってしまうものもあります。
量を塗って早く効果を出したい気持ちはわかりますが、つけ過ぎても効果は同じです。それどころか、美容液がすぐになくなってしまいお金がもったいないだけです。
まつげ美容液は、目ににじまない程度の量をとり、塗り過ぎないようにしましょう。
まつげ美容液が目に入った時の対処法
もしも、まつげ美容液が目に入ってしまったときは、流水で洗い流すようにしましょう。目は大切な場所です。もしもの事態はできるだけ防ぐに越したことはありません。
寝る前に塗った美容液が目に入り、翌朝起きると目が痛くて腫れていたという人もいます。話を聞くと、液が目に入ったとき痛みを感じたけど、そのまま洗い流さずに寝てしまったようです。
すぐに対処すれば防げていたかもしれません。病院を受診して時間とお金を無駄にしないためにも、「まぁいいや。」と思わずしっかり洗い流しましょう。
それでも、異変や違和感が続くようなら眼科で診てもらうことをおすすめします。
まとめ
まつげ美容液は目に入っても大丈夫なようにできてはいるけど、できるだけ入らないようにして使うことが基本です。
もし目に入ったときは、水で洗い流すようにしてください。そして、腫れや充血、違和感が続くようなら眼科の先生に診てもらいましょう。
今使っているまつげ美容液が、どうしてもしみたり不快感のある場合は、使用を中止して別のものを使うようにしてみてください。