まつげエクステを続けるためには、地まつげがダメージを受けて短くなったり、おとろえて細くなったりしないように、まつげ美容液などで健康なまつげを保つために、きちんとケアをすることが大切です。
しかし、マツエクをつけていてもあまりまつげケアを意識していなかった人の中には、細く短くなってしまってから焦って「なにかよいまつげ美容液はないか」と探しているいる人もいると思います。
そんなときに、まつげの育毛にはリバイタラッシュがいいと聞いたけど、「マツエクをつけていても使えるのか?」とか、「マツエクが取れてしまわないか?」など、まつげエクステとの相性が気になる人が多いのではないでしょうか。
リバイタラッシュは、まつげエクステをしている人でも使うことができます。
ここでは、まつげエクステをつけている人がリバイタラッシュを使用することでのメリットとデメリットを知り、とくにどんな人におすすめなのかを詳しくみていきたいと思います。
リバイタラッシュはマツエクをつけていても使える
結論からいえば、まつげエクステンションとリバイタラッシュの併用はOKです。
しかし、多くの人が心配になるのは、マツエクをつけている人がリバイタラッシュを使うと、エクステが早く取れてしまうのではないかということだと思います。
せっかくお金を使って綺麗につけたまつげエクステが、早く取れてしまうことがあるのなら、それは嫌ですよね。
実際は、マツエクがついているまつげにリバイタラッシュを塗っても、体に害になったり、エクステの持ちが今までより悪くなったりということはありません。
私はアイリストなので、お客様で普段マツエクをしていてリバイタラッシュを使われている人が数名いらっしゃいます。その中で、これまでよりエクステの持ちが悪くなってしまうという人はいませんでした。
逆に、リバイタラッシュを使うことですぐに取れるようになってしまうことがあるとしたら、技術者としての腕を疑ってしまいます。
ここで一つ知ってもらいたいのが、地まつげが弱っていると、せっかくつけたエクステの持ちがよくないということ。
つまり、まつげが弱っているのでエクステの持ちが悪いという人は、まつげ美容液を使って地まつげがしっかり丈夫になることで、逆にまつげエクステの持ちがよくなるのです。
このことから、もともとの地まつげが短い・細い・スカスカの人であまりエクステがつけれない人、まつげエクステの基本ケアをおこたって地まつげが弱ってしまった人に、とくに使ってもらいたいのがリバイタラッシュです。
マツエクとリバイタラッシュ併用のメリットデメリット
まつげエクステをつけている人がリバイタラッシュを使っても問題がないことがわかりました。
しかし、地まつげが伸びる・増える・太くなるというメリットの陰には、少なからず、まつげエクステをつけていることで起こるデメリットもあります。
それは一体どういうことなのか、それぞれ順番にみていきましょう。
メリット
まず、メリットをみていきます。
- 弱ったまつげが丈夫になることでエクステの持ちがよくなる
- まつげエクステの本数をたくさんつけられるようになる
- 今までと同じエクステの本数でもボリューム感をだすことができる
- 強い地まつげを保つことでまつげエクステを長く続けられる
先ほども言いましたが、まつげが弱いと地まつげがすぐ抜けてしまったり、地まつげとの接着が弱くすぐ取れてしまったりで、エクステの持ちがよくありません。そのため、弱かったまつげが強くなることでエクステの持ちがよくなるのです。
さらに、まつげエクステは、同じ本数をつけても地まつげが濃い人のほうがボリュームがでるという特徴があります。つまり、地まつげが太く濃くなることで、これまでと同じ本数をつけてもボリューム感をグッと増すことができるのです。
そのうえ、地まつげ全体にしっかりとした毛の本数が増えるので、これまでより多くエクステの本数をつけるつけることができるようにもなります。
たくさんの人にまつげエクステをつけてきた経験から、変えようがない身体的なこと、つまり、まつげが濃い薄いで、同じエクステの本数をつけてもボリューム感が変わったり持ちが悪いだなんて「なんだかちょっと不公平だな。」と、ひそかに思っていました。だけど、地まつげが弱く少ない人にとって、リバイタラッシュはとても強い味方になってくれます。
もちろん、もともと地まつげが強い人でも、まつげエクステをつけながら、丈夫で健康的なまつげをキープすることが大切です。それには、まつげ美容液でのケアはやはり必要になります。
実際にどんな例があったのか、画像をみながら解説します。
まつげエクステとリバイタラッシュ使用の実例
このお客様は、もともとまつげがとても細くて弱かったので、いつも3週間ほどしかエクステがもたず、もう何年も3週間ごとに定期的にリペアをされていました。
ビフォーの写真は、リペアがいつもより長い1ヶ月あいてしまったので、リペアのときに1〜2本しかエクステが残っていませんでした。そのため、全部オフして素まつげの状態です。
リバイタラッシュ使用前と比べると、3ヶ月後には地まつげがの長さが伸びているのがわかります。アフターの写真はエクステがついているので地毛がわかりにくいですが、とくに目頭と目尻の長さや濃さがわかりやすいですね。
しかも、まつげが強く抜けにくくなったことでエクステの持ちがよくなったため、アフター写真は前回のリペアからは5週間後なのです。こちらのお客様が5週間後にこれだけエクステが残っているなんて、長年施術してきた私はとても驚きました。今までなら、5週間後は確実にビフォーの写真状態です。
お客様自身も、これからはリペアの間隔が1ヶ月過ぎても大丈夫ということを喜ばれていたので、私も嬉しかったです。
上記は一例ですが、まつげが強く抜けにくくなることで、まつげエクステンションの持ちが格段によくなりました。
リバイタラッシュは、まつげが弱くてマツエクの持ちが悪い人や、地まつげが傷んでしまった人にとくにおすすめします。
デメリット
次に、まつげエクステをつけている人がリバイタラッシュを使うと、どんなデメリットがあるのかみていきます。
- エクステをつけた毛が伸び過ぎてしまう
- そのため、人によってはまつげエクステの向きがバラつきやすくなる可能性がある
リバイタラッシュは本当に伸びます。それもかなりの長さ。
そのため、まつげエクステのつけたてはとても綺麗なのだけど、2週間3週間とたつにつれ、ビヨーンと伸びてバラツキの原因になることがあります。
とくに、まつげがうねりながら伸びる癖のある人は、いつも以上にうねるので、方向があちこちいきやすく、バラつきが目立ちます。
バラつきが多くなればなるほど、リペア(お直し)のときに通常より手間がかかってしまうので、施術時間がいつもより少しのびるかもしれません。
下の画像は、実際にリバイタラッシュを使われているお客様です。
もう伸びないであろう毛を狙って、まつげの根元1〜2mmは避けてつけるのがまつげエクステの基本です。しかし、リバイタラッシュは通常と伸びが違い予測がつかないため、上の画像のように、エクステをつけた地まつげが伸びてしまうことを完全に回避するのは難しいです。
まつげエクステをつけた毛が伸びたとしても、方向が綺麗に伸びてくれる人はそんなに問題ないのですが、地まつげに癖がある人はバラついてしまう可能性があることを知っておいてください。
まとめ
リバイタラッシュは、まつげエクステンションをつけていても問題なく使用できることがわかりました。
私が試した限りでは、多くの人が心配であろう、エクステの持ちにも影響がありませんでした。逆に、まつげが弱くてエクステがすぐとれてしまっていた人は、まつげが丈夫になることで持ちがよくなります。
とくにどんな人におすすめなのか、もう一度確認しておきます。
- まつげエクステで地まつげが細くなったり短くなったりしているのでなんとかしたい
- もともと地毛が細く少ないけど、もっとまつげエクステをつけたい
- 弱いまつげを強く丈夫にして、まつげエクステの持ちをよくしたい
- これからもまつげエクステを続けたいので、丈夫なまつげを保ちたい
- マツエク並みの地まつげを手に入れて、まつげエクステを卒業したい
まつげエクステを続けるためには、地まつげが健康であることがとても大切です。ケアをおこたって、将来エクステが続けられなくなってしまうようなまつげの状態になるのは本末転倒です。
そうなってしまわないために、きちんとケアさえしていれば、健康な地まつげはキープすることができるのです。
この記事を書いた人
まつげの専門家:もりねえ
11年の経験をもつ現役のアイリスト。
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